ザートウィッケン(読み)ざーとうぃっけん(英語表記)Saatwicken ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)「ザートウィッケン」の解説

ザートウィッケン
ざーとうぃっけん
Saatwicken ドイツ語
[学] Vicia sativa L.

マメ科(APG分類:マメ科)の一、二年草。ヤハズエンドウカラスノエンドウ)の改良栽培種で、オオカラスノエンドウ、オオヤハズエンドウ、コモンベッチcommon vetchともいう。茎は中空で断面は四角、長さ2~3メートルとなり他物に絡みつく。葉は羽状複葉で、先端は巻きひげとなる。初夏に葉の付け根に1~2個の蝶形花(ちょうけいか)をつける。花は紅紫色で長さ約2センチメートル。果実は豆果で、3.5~7センチメートルになり黄褐色に熟す。中に4~10個の暗褐色の種子がある。茎葉を飼料とするためエンバクなどと混ぜ植えにし、青刈り飼料やサイレージ(埋蔵飼料)とする。また緑肥ともする。冷涼な気候でよく育つが耐寒性はさほど強くなく、西南日本の暖地で冬季に栽培する。原産地はヨーロッパから西アジアにかけての地域で、大正時代にドイツから渡来した。近縁種で、やはり牧草として利用されるものにナヨクサフジ(ヘアリーベッチhairy vetch)V. villosa Rothがある。

[星川清親 2019年10月18日]

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デジタル大辞泉「ザートウィッケン」の解説

ザートウィッケン(〈ドイツ〉Saatwicken)

カラスノエンドウの栽培品種。葉は羽状複葉で、先端が巻きひげとなり、他に絡みつく。初夏、紅紫色の蝶形の花が咲く。大正時代にドイツより渡来し、飼料や緑肥にする。

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百科事典マイペディア「ザートウィッケン」の解説

ザートウィッケン

カラスノエンドウ

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