烏野豌豆(読み)カラスノエンドウ

デジタル大辞泉 「烏野豌豆」の意味・読み・例文・類語

からす‐のえんどう〔‐のヱンドウ〕【×烏野×豌豆】

マメ科越年草山野道端にみられ、高さ60センチくらい。葉は羽状複葉で、先端巻きひげとなる。春、淡紅紫色蝶形の花を開く。緑肥にする。ヨーロッパ原産。やはずえんどう

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精選版 日本国語大辞典 「烏野豌豆」の意味・読み・例文・類語

からす‐のえんどう‥のヱンドウ【烏野豌豆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. マメ科の二年草。本州以西の田野に生える。高さ六〇~九〇センチメートルで、茎は根元から分枝し、やや地上をはう。葉は互生偶数羽状複葉。小葉は三~七対でいろいろの形があり、先端が凹み、しばしば矢筈(やはず)形となる。四、五月頃に、一~二個の紅紫色の蝶形の花を葉腋(ようえき)につける。豆果は長さ三~四センチメートル、幅五~九ミリメートルで平たく、熟すと黒くなり、中に一〇個ほどの種子を生じる。若い果実は食べられる。やはずえんどう。のえんどう。〔大和本草批正(1810頃)〕
  3. 植物「いぶきのえんどう(伊吹野豌豆)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「烏野豌豆」の解説

烏野豌豆 (カラスノエンドウ)

学名Vicia angustifalia var.angustifolia
植物。マメ科の越年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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