シウダーフアレス(その他表記)Ciudad Juárez

デジタル大辞泉 「シウダーフアレス」の意味・読み・例文・類語

シウダー‐フアレス(Ciudad Juárez)

メキシコ北部、チワワ州都市国境をなすリオグランデ川を挟んで、米国エルパソと相対する。チワワ太平洋鉄道により、州都チワワおよび太平洋側のロスモチスと結ばれる。人口、行政区130万、都市圏131万(2005)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シウダーフアレス」の意味・わかりやすい解説

シウダー・フアレス
しうだーふあれす
Ciudad Juarez

メキシコ北部、チワワ州北部の都市。リオ・グランデ川を挟んでアメリカのエル・パソに対する。人口118万7275(2000)。地名はB・P・フアレス大統領(1806―72)にちなむ。アメリカからは観光客、メキシコからは労働者の出入りが頻繁で、エル・パソのビル街に対してアドベ(土壁)の家が多い。商業と周辺で産する農畜産物の加工業が盛んである。州都チワワから鉄道が通じ、その沿線は砂漠盆地をなす。毎週日曜日には闘牛が催される。

[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android