シェークスピア舞台(読み)シェークスピアぶたい

百科事典マイペディア 「シェークスピア舞台」の意味・わかりやすい解説

シェークスピア舞台【シェークスピアぶたい】

シェークスピアが活躍したエリザベス朝演劇の舞台様式・上演形態。おもにグローブ座フォーチュン座などの公設劇場の構造をいう。旅籠(はたご)(イン)の中庭から発達した野天舞台。幕のない前舞台が平土間客席に大きく突出し(張出舞台),それを3層の桟敷席で丸く囲んだ構造。舞台後方に2階バルコニーのついた奥舞台兼客室を設け,立体的演出が可能。左右に出・退場口,床下奈落兼備。幕,装置をほとんど用いず,せりふの情景描写によって場面,時間を暗示,急速な場面転換を可能にした。この方法は今日の実験劇でも試みられる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む