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シャハブ3弾道ミサイル しゃはぶ3だんどうみさいる/しゃはぶ3 Shahab-3 ballistic missile

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知恵蔵2015の解説

シャハブ3弾道ミサイル

イランの中距離(射程1300〜2000km)弾道ミサイル。1998年7月に初の発射実験が行われた。イランの弾道ミサイル開発は固体燃料の国内開発型と、液体燃料北朝鮮スカッド改B(火星5号)、スカッドC(火星6号)を基にする外国技術導入型とが並行して行われている。オガブ(Oghab)、ガダル110(Ghadar110)などの名称も伝えられるが、シャハブ3は北朝鮮のノドン(米のコードネーム)弾道ミサイル(射程1300〜1500km)と同じか、同じ技術で造られたと考えられる。2004年8月には胴体を延長し、先端部の形状を変えた新型(シャハブ3Bまたはファジル Fajir3)が登場した。射程は2000kmとされ、イラン西部からでもイスラエル全土を射程に収めることができる。イランは04年9月に実験型人工衛星サフィール(Safir)313打ち上げ計画を発表した。05年ないし06年に北朝鮮から旧ソ連製SS-N-6潜水鑑搭載弾道ミサイルの技術を基に開発された射程2500〜3200kmのBM-25(イスラエルの呼称、米国はムスダンのコードネームを与えている)弾道ミサイル18発分の部品が引き渡されたという説もある。また「コウッサール(Koussar)計画」の名称で、ロシア製のRD-216液体燃料エンジンを基にする射程4000〜5000kmの弾道ミサイルを開発中という情報もあり、米情報機関は15年までに米本土に到達できる弾道ミサイルを開発できる可能性を指摘している。シャハブ4、シャハブ5などの名称も伝えられるが、各々がどのミサイルを指すのかは不明。

(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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