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ジギトキシン digitoxin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジギトキシン
digitoxin

C41H64O13ジギタリスの葉に含まれる強心作用をもつ配糖体。加水分解により1分子のジギトキシゲニンと3分子のジギトキソースを生じる。水に不溶の白色結晶で,アルコール,クロロホルムには可溶である。ジギタリス植物が本来有するプルプレア配糖体Aの分解物としても得られる。薬理作用は遅効,持続性である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のジギトキシンの言及

【ジギタリス】より

…イギリスの医師ウィザリングWilliam Witheringは,ある老婆が20種以上の薬草から成る家伝の秘薬を水腫の治療に用いていることを知り,その有効成分がジギタリスであることをつきとめ,利尿薬として紹介したのが1775年であった。現在では,ジギタリス葉中の有効成分の化学構造も明らかにされており,ジギトキシンdigitoxinやギトキシンgitoxinという強心配糖体が有効成分として含まれていることがわかっている。正しくはないが,強心薬または強心配糖体の総称としてジギタリスの語を用いることがある。…

【心臓薬】より

…いずれもステロイド骨格を有する配糖体で強心ステロイドとも呼ばれる。ジギトキシン,ジゴキシン,ストロファンチンなどである。またこれらの糖がとれた形のゲニンも強心作用を示す。…

【有毒植物】より


[中毒をおこす有毒植物]
 これには心臓,神経系に作用する有毒植物の致死毒性が特に強いものがある。例えば,ジギタリスにはジギトキシンなどのステロイド配糖体が含まれており,心筋の収縮力を強めるとともに利尿作用をあらわし,昔から薬用とされた。しかし用量安全域がせまく,副作用として食欲不振,悪心,嘔吐をさそい,多量に使用すれば心臓停止による死を招く。…

※「ジギトキシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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