スクーグシュルコゴーデン

デジタル大辞泉 の解説

スクーグシュルコゴーデン(Skogskyrkogården)

《「森の墓地」の意》スウェーデンストックホルム南郊にある共同墓地森林の中に墓地と葬祭場が配置されている。1915年に行われた新墓地建設の国際コンペで、スウェーデンの建築家アスプルンドとレーベンツによって提出され、採用されたもの。1994年、世界遺産文化遺産)に登録された。スコースキュアコゴーデン。スコーグスシュルコゴーデン。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界遺産詳解 の解説

スクーグシュルコゴーデン【スクーグシュルコゴーデン】

1994年に登録されたスウェーデンの世界遺産(文化遺産)。首都ストックホルム南部のエンシェデにある森林墓地である。この墓地は1917年から1920年にかけて、ストックホルムの都市化の進行で、不足していた墓地を確保するために、スウェーデンの著名な建築家エリック・グンナル・アスプルンド(1885~1940年)と、彼のパートナーのシーグド・レーヴェレンツ(1885~1975年)の設計により、砂利採石場の跡地を含む森林に建設された。この2人の設計者は国際コンペにより選ばれ、そのコンペの際に彼らが提案した立方体の形をした礼拝堂、森の火葬場や周囲の森林と一体化した墓地が残されている。その後の墓地・墓園設計の手本となったこの墓地の主要施設で、彼らの代表作ともいえる森の火葬場は、コンペの結果が発表されてから1940年に竣工するまで、25年間にわたり設計と施工が続けられたことでも知られている。◇英名はSkogskyrkogården

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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