スターリング城(読み)スターリングジョウ

デジタル大辞泉 「スターリング城」の意味・読み・例文・類語

スターリング‐じょう〔‐ジヤウ〕【スターリング城】

Stirling Castle》英国スコットランド中部の都市スターリングの旧市街にあるルネサンス様式の城。古くから砦などが築かれた岩山の上にある。現在見られる建物は15世紀から16世紀にかけて建造されたもの。女王メアリー=スチュアート戴冠式が行われた城として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「スターリング城」の解説

スターリングじょう【スターリング城】

イギリスのスコットランドのスターリング(Stirling)にある古城。かつてスコットランド王国の首都だったスターリング旧市街近くにあり、キャッスルヒルと呼ばれる断崖の岩山の上に建つ、スコットランドで最も壮大な城である。12世紀に建てられ、スチュアート王家の居城として使われた。13世紀にスコットランドに侵攻したイングランド王エドワード1世は、この城を包囲した。ジェームス4世のゲストハウス、ジェームス5世のルネサンス宮殿、メアリー女王の息子のジェームス6世のチャペルロイヤルなど、現在の城の主要な建築物は、15~16世紀にかけて建造されたものである。1800年にイギリス軍の施設となり、1964年まではアーガイル・アンド・サザランド・ハイランダーズ連隊(イギリス軍)の連隊本部と兵舎となっていた。城内には同連隊の博物館がある。現在は文化財保護団体のヒストリックスコットランドが管理している。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android