ストア派(読み)ストアハ(英語表記)Stoics

デジタル大辞泉 「ストア派」の意味・読み・例文・類語

ストア‐は【ストア派】

ストア学派

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストア派」の意味・わかりやすい解説

ストア派
ストアは
Stoics

キティオンのゼノンアテネのストア・ポイキレに創設した哲学の一学派。その学派は前期 (前 312~129) ,中期 (前 129~30) ,後期 (前 30~後2世紀末) に分れる。前期には厳格節度の人ゼノン,その忠実な後継者で『ゼウス賛歌』を残したクレアンテス,ストア派最大の権威クリュシッポス,天体論を研究し,科学を神のロゴスについての研究と規定したアラトスらが,中期には『義務について』の著者パナイティオスやポセイドニオスらが,後期,ローマの帝政時代には貴族出身のセネカ,『省察録』を書いたマルクス・アウレリウス,奴隷出身のエピクテトス (弟子による『語録』が有名) がいた。彼らは哲学を論理学,自然学,倫理学に分け,哲学は実践上の知恵を教える学であるとの立場から倫理学を最も尊重した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android