ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリュシッポス」の意味・わかりやすい解説
クリュシッポス
Khrysippos
[没]前206頃
ギリシアの哲学者,ストア派第3代の学頭。アテネにおもむきゼノン,クレアンテスに,また中期アカデメイアでアルケシラオスらに学び弁証家としての才能を磨いた。彼は純粋論理に真の学問的興味をいだいたおそらく唯一のストアの徒であり,彼以前の論理学説を整理し命題論理学の基礎を築いた。 700以上もの論文を著わしたが断片が残っているだけである。
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