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スネルマン スネルマン Snellmann, Johan Vilhelm

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スネルマン
スネルマン
Snellmann, Johan Vilhelm

[生]1806.5.12. ストックホルム
[没]1881.7.4. キルコヌーミ
フィンランド民族主義哲学者。フィンランド語を国語として確立するのに重要な役割を果した。フィンランドにおけるヘーゲル哲学の代表者。主著『政治学』 Läran om staten (1842) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

スネルマン【Johan Vilhelm Snellman】

1806‐81
フィンランドの哲学者,政治家。大学ではヘーゲル哲学に傾倒し,哲学の道を選ぶ。家父長的社会体制に批判的行動をとり,またフィンランド文化を擁護する民族主義的知識人の集りである土曜会にも参加した。1839‐42年,スウェーデンドイツに渡り,活発な著作活動の後帰国したが,大学では教職を得られず,小都市クオピオで初等学校の校長となる。そこで知識層に向けた新聞を発行し,民族精神の統一のためにはフィンランド語を文明語に発展させ,知識人がそれを自ら使用せねばならぬと主張し,大学生に多大の影響を与えたが,まもなく発行禁止となる(1863年にフィンランド語は公用語となった)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スネルマン
すねるまん
Johan Wilhelm Snellman
(1806―1881)

ロシア統治時代のフィンランドの政治家、哲学者。民族文化覚醒(かくせい)運動の推進者。ヘーゲル哲学に影響を受け、1842年『国家論』を著し、国家の本質はその民族精神にあると説いた。ニコライ1世の統治下にあって、彼の論説は当局から忌避されたが、1843~1849年中部フィンランドのクオピオの中学の校長を務めるかたわら、『農民の友』Maamiehen ystv(1844~1855、フィンランド語)、『サイマ』Saima(1844~1846、スウェーデン語)などの新聞を発行し、民衆のことばであるフィン語を国語とすることによって民族精神を養うべきであると主張した。アレクサンドル2世の時代になると、1856年にヘルシンキ大学の哲学教授となる。1863年財務大臣に任ぜられ、経済的諸問題の解決にあたり、1865年にフィンランドの通貨体制を確立させた。同時に、公用語に関する政策を推進し、1863年にアレクサンドル2世と会見してフィン語を公用語とする必要を説き、フィン語にスウェーデン語と対等の地位を認めた「言語令」の発布に決定的な影響を与えた。[萩谷千枝子]

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