日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘルシンキ大学」の意味・わかりやすい解説
ヘルシンキ大学
へるしんきだいがく
Helsingin Yliopisto
フィンランドの旧都トゥルクに1640年に設立された同国最古の大学。ロシアとの合同時代(1809~1917)はアレクサンダー皇帝大学と称されていた。1827年の大火で焼失後、新首都ヘルシンキに再建され、1917年の独立宣言以後はヘルシンキ大学と改称された。2000年現在、神学、法学、医学、芸術学、理学、教育学、社会科学、農林学、獣医学の9学部からなり、各学科はヘルシンキ市内に散在する。農林学部、理学部と、研究・実験施設は市郊外にある。教授用語はフィンランド語とスウェーデン語を併用。教員数約1600人、学生数約3万6000人。
[馬越 徹]