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セタシジミ セタシジミCorbicula sandai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セタシジミ
Corbicula sandai

軟体動物門二枚貝綱シジミ科。長 3cm,殻高 3.5cm,殻幅 1.7cm。殻は丸みのある三角形で,殻頂部が著しくふくらむ。殻表は,成貝では黒色で光沢があまりないが,幼貝は黄褐色でつややかで,ときに赤褐色の放射帯が現れることもある。産卵期は6~10月。琵琶湖およびその下流水系の固有種であるが,河口湖山中湖などに移入され,繁殖している。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

セタシジミ

もともとは琵琶湖水系にだけ生息していた固有種で、水深10メートルぐらいまでの砂地を好むとされる。みそ汁やしじみ飯など琵琶湖の代表的な味覚として親しまれてきたが、50年代に年間5千トンあった漁獲量は、60年代以降に激減。00年にはわずか80トンになった。県レッドデータブック(05年版)では希少種に指定されている。

(2009-05-30 朝日新聞 朝刊 滋賀全県 2地方)

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百科事典マイペディアの解説

セタシジミ

シジミ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セタシジミ
せたしじみ / 瀬田蜆
[学]Corbicula sandai

軟体動物門二枚貝綱シジミ科の二枚貝。淡水性の種で、琵琶(びわ)湖およびその下流の水系にすみ、最近は河口湖などに移入されて繁殖している。殻長30ミリメートル、殻高35ミリメートル、殻幅17ミリメートル。滋賀県大津市瀬田は本種の産地として名高く、名の由来となっている。[奥谷喬司]

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世界大百科事典内のセタシジミの言及

【シジミ(蜆)】より

…軟体は白色であるが,出・入水管の先端は黒い。日本には胎生で淡水の河川にすむ類(マシジミ)と卵生で河口や潟の海水にすむ類(ヤマトシジミ)があるが,セタシジミは卵生であるが琵琶湖にすむ。プランクトンや浮遊有機物を食べ,夏に産卵する。…

【琵琶湖】より

…これらは現在種分化の途中にあるものであろう。これも琵琶湖特産のセタシジミは,他の淡水域にすむマシジミとは反対に,雌雄異体で体外受精し,幼生は短期間ながら浮遊生活を送る。汽水にすむヤマトシジミから由来するものなのである。…

※「セタシジミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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