セレタ文化(読み)セレタぶんか(その他表記)Szeleta culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレタ文化」の意味・わかりやすい解説

セレタ文化
セレタぶんか
Szeleta culture

中部ヨーロッパの後期旧石器時代初頭の文化標準遺跡ハンガリーのセレタ遺跡。葉形の尖頭器特色とする。中部ヨーロッパの中期旧石器文化の一つの特徴である両面加工の尖頭器から発展したものと考えられ,後期旧石器文化が各地で成立したことを示す一つの例としてよく取上げられる。かつてはソリュートレ文化故地とも考えられたが,確証はない。オーリニャック文化との接触を示す遺跡も各地で発見されている。骨角器もみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む