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セーフェル・イェツィーラー Sepher Yetzirah

世界大百科事典 第2版の解説

セーフェル・イェツィーラー【Sepher Yetzirah】

ゾーハル》と並ぶカバラの根本経典。書名は〈形成の書〉の意。アブラハムが天使から直接伝授されたとされているが,現行テキストの成立は3~6世紀と考えられる。本書は生命の樹を構成する10のセフィロトとその相互を結ぶ22の小径(ヘブライ語アルファベットに対応)の本質と属性とを規定する。そして〈神〉が宇宙を創造するときに用いた32の秘密の知恵を明らかにしており,このことから後世ゴーレム創造の教本とも信じられた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のセーフェル・イェツィーラーの言及

【カバラ】より

…これは《エゼキエル書》におけるエゼキエルの幻視を追体験することによって,霊界参入を果たそうとする神秘主義である。後3世紀から6世紀の間に《セーフェル・イェツィーラー(形成の書)》という最も重要なカバラ文献が成立する。これは後述する〈生命の樹〉の10のセフィロトと22の小径に宇宙論的象徴体系を配当したものである。…

※「セーフェル・イェツィーラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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