ソマリ語(読み)ソマリご

世界の主要言語がわかる事典 「ソマリ語」の解説

ソマリご【ソマリ語】

アフロアジア語族のクシュ語派に属する言語ソマリアソマリランドエチオピアのソマリ州、ジブチ、ケニア北東部で話され、話者数は1000~1600万人。ソマリアの公用語。文法的には膠着語に属する。語彙(ごい)にはアラビア語ペルシア語英語イタリア語からの借用語が多い。1972年から表記ラテン文字が使われている。

出典 講談社世界の主要言語がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のソマリ語の言及

【クシ諸語】より

…オロモ語Oromo(別名ガラ語Galla。エチオピアを中心に話者は約800万),ソマリ語Somali(ソマリアなどで約500万)をはじめとし,ベジャ語Beja(スーダン,エチオピア),アファル語Afar(エチオピア,ジブチ),シダモ語Sidamo,アガウ語Agau(ともにエチオピア)など40余りの言語が含まれる。音声面では一群の放出音が特徴的であり,声調をもつ言語もある。…

【ソマリア】より

…正式名称=ソマリ民主共和国Somali Democratic Republic面積=63万7657km2人口(1996)=680万人首都=モガディシュMogadishu(日本との時差=-6時間)主要言語=ソマリ語,アラビア語,英語,イタリア語通貨=ソマリ・シリングSomali Shillingアフリカ大陸の東端に位置する国。アデン湾の南岸からインド洋沿岸にかけて,かぎ形に展開する国土をもち,〈アフリカの角(つの)〉地域の主要部分を構成している。…

※「ソマリ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android