ソ越友好協力条約(読み)ソえつゆうこうきょうりょくじょうやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソ越友好協力条約
ソえつゆうこうきょうりょくじょうやく

1978年 11月3日ソ連ベトナム間に締結された期限 25年の条約。一方が軍事攻撃を受けた場合,双方は「脅威を除去し,両国の平和と安全の維持に適切かつ効果的な措置を講ずるために,ただちに協議を開始する」との協議条項を含む。さらに秘密の付属文書はベトナム国内の海空軍施設の使用をソ連に認めた。ベトナムにとってはカンボジア侵攻に対する中国の報復抑止の意味があり,ソ連にとっては折から増強中の自国海軍のための基地確保の意味があった。しかしゴルバチョフの新思考外交は条約の意義を減少させ,88年3月ナンシャー (南沙) 群島沖で中国・ベトナム両海軍が衝突した際,ソ連は事態を静観していた。 91年 12月のソ連解体により,条約はロシアに継承された。

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