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タイナン(台南)市 タイナンTainan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タイナン(台南)〔市〕
タイナン
Tainan

タイワン (台湾) 南西部にある中国国民党政府のタイワン省直轄市。タイナン(台南)平原南部,ツォンウェン (曾文) 渓の下流左岸にあり,海岸には多数の潟湖が入り込んでいる。中心市街地は東部の小丘陵のふもとにあり,古くはサッカム (赤嵌) と呼ばれていた。タイワンでは漢民族の移住が早く,明の万暦年間に始まっている。天啓4 (1624) 年オランダ人がサッカムに町を開いてプロビデンシアと名づけ,アンピン (安平) を港としてゼーランディア城を築いた。永暦15 (1661) 年鄭成功が占領してプロビデンシアを承天府と名づけた。康煕23 (1684) 年清朝のもとでタイワン府の府治となり,光緒11 (1885) 年タイワン省の省都がタイチョン(台中)市に置かれるまでタイワンの政治中心地であった。ゼーランディア城趾である安平古堡,プロビデンシア城趾に再建された赤嵌楼のほか,鄭成功祠をはじめ多数の寺廟がある。鉄道と縦貫道路が通り,米やサトウキビ,果実の集散地である。製糖業が早くから発達し,魚の養殖も盛ん。紡績,製紙,食品加工などの工業が発展。南郊に空港もある。チョンクン (成功) 大学がある。面積 176km2。人口 76万4658 (2008推計) 。

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