タイナン平原(読み)タイナンへいげん(その他表記)Tainan pingyuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイナン平原」の意味・わかりやすい解説

タイナン(台南)平原
タイナンへいげん
Tainan pingyuan

タイワン (台湾)南西部にあるタイワン最大の平野。チヤナン (嘉南) 平原ともいう。西をタイワン(台湾)海峡,東をアーリー (阿里) 山脈に挟まれ,チャンホワ (彰化) 県ユンリン (雲林) 県チヤイー (嘉義) 県タイナン(台南)県にわたる。隆起海岸平野で,チュオシュイ (濁水) 渓ツォンウェン (曾文) 渓,ペイカン (北港) 渓などが流れている。タイワンでは漢民族の移住が最も早く,16世紀半ばから開拓が始まった。主産業は農業で,灌漑施設が発達している。水稲陸稲サトウキビ,サツマイモ,ラッカセイ,ジュートなどを栽培。海岸には天日製塩による塩田が分布している。中心都市はタイナン(台南)市チヤイー(嘉義)市

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