タオルミーナ(読み)たおるみーな(その他表記)Taormina

デジタル大辞泉 「タオルミーナ」の意味・読み・例文・類語

タオルミーナ(Taormina)

イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の町。海抜250メートルの高台に位置し、イオニア海を望む観光保養地として知られる。古代ギリシャ、ローマ植民都市が置かれた。紀元前3世紀に造られて現在も使われている円形劇場がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タオルミーナ」の意味・わかりやすい解説

タオルミーナ
たおるみーな
Taormina

イタリア、シチリア島北東部メッシーナ県の都市。人口9902(2001国勢調査速報値)。エトナ火山を背景にし、イオニア海に突き出た「バルコニー」の上に位置する国際的な観光地、保養地である。ラテン名タウロメニウムTauromenium。町の経済基盤は観光業で、ほかに土産(みやげ)物類の手工業生産と柑橘(かんきつ)類の栽培が行われる。「最高の景観」と文人たちに称賛された、ギリシア風の劇場(2世紀に再建)の遺跡は有名である。

[堺 憲一]

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