タル・コアト(英語表記)Tal Coat, Pierre Louis Corentin Jacob

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タル・コアト」の意味・わかりやすい解説

タル・コアト
Tal Coat, Pierre Louis Corentin Jacob

[生]1905.12.12. ブルターニュ,クロアルカルノエ
[没]1985.6.12. ブルターニュ,クロアルカルノエ
フランスの画家独学絵画を修得し,製陶工場で絵付け職人として働き,1924年 19歳のときパリに出た。 31年フォルス・ヌーベルの活動に参加。第2次世界大戦中はプロバンスに住み,プリミティブ絵画を研究,45年パリに戻った。作風は抽象形態のなかに神秘性を表現し,東洋画,ことに中国の宋時代の絵画を思わせる。代表作『ドルドーニュの思い出』 (1955) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android