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ターンパイク定理 ターンパイクていり

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大辞林 第三版の解説

ターンパイクていり【ターンパイク定理】

目的地に向かうのに、単に距離的に近い経路よりも、高速道路を利用するほうがさらに早く到着するという考え方から、経済成長もできるだけ均衡成長経路(ターンパイク)を進むのが効率的であるとする理論。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ターンパイク定理
たーんぱいくていり
turnpike theorem

ターンパイクとは高速自動車道のことであり、経済の最適成長経路ターンパイクに例えて導出された定理がターンパイク定理である。たとえば、A地点から遠く離れたB地点へ行くのにいくつかの経路が考えられようが、時間的にもっとも効率的なのは、至近の地点からターンパイクに入り、それに沿ってノン・ストップで走り、その後B地点の近くでターンパイクから離れて目標のB地点へ進む経路である。このようなターンパイクに例えられるものが成長率最大の均衡成長経路であるいわゆるフォン・ノイマン型均衡成長経路であり、初期時点の経済状態がどのようなものであっても(A地点がどこにあろうと)、また目標状態がどのようなものであろうと(B地点がどこにあろうと)、途中の大部分の時間をノイマン型均衡成長経路に沿って成長するのがもっとも効率的であることを、閉鎖型モデル(外からの制約や財の流出がない経済)の場合についてサミュエルソンが証明し、ターンパイク定理と名づけた。以上に述べたのは、ターンパイクとしてノイマン型均衡成長経路をとった場合についてであるが、それは労働制約がなく、目標として計画期末の財ストックの最大化を考えたもので、資本蓄積ターンパイク定理とよばれるものである。これに対して、労働制約を考慮し、計画期間中の消費からの効用最大化を目標としたものが消費ターンパイク定理であり、この場合は黄金律経路がターンパイクとなる。[羽鳥 茂]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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