チャルダーシュ(その他表記)csárdás[ハンガリー]

デジタル大辞泉 「チャルダーシュ」の意味・読み・例文・類語

チャルダーシュ(〈ハンガリー〉csárdás)

《「チャルダッシュ」とも》ハンガリーの民族舞曲。4分の2拍子で、ゆるやかな導入部と、急速で独特なリズムをもつ主部とからなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「チャルダーシュ」の意味・わかりやすい解説

チャルダーシュ
csárdás[ハンガリー]

ハンガリーの民俗舞踊。2/4拍子でゆるやかなテンポの導入部(ラッシュー)と急速な主部(フリッシュ)の二つの部分からなる。主部は強いシンコペーションを特徴とする。19世紀後半に流行し,芸術音楽の分野でもリストが積極的に取り入れ,《ハンガリー狂詩曲第19番》をはじめ,《死のチャルダーシュ》などを作曲している。またヨハンシュトラウス(子)はオペレッタ《こうもり》の中に用いている。
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