海の事典 「チリ津波」の解説 チリ津波 1960年5月24日わが国を襲った近代以後最大の遠地津波。チリ沖で起きたマグニチュード8.5の地震によって起きた津波はチリ沿岸で20mを超し、 23~24時間後わが国を襲い、数mの高さに達し、三陸地方を中心に全国で死者122、行方不明20の被害をもたらした。津波の周期は長く40分程度で あった。この津波はハワイ島ヒロ等にも大きな被害を与え、これを契機として国際的な太平洋津波警報組織が確立された。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報