チーマピン(読み)ちーまぴん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チーマピン」の意味・わかりやすい解説

チーマピン
ちーまぴん / 芝麻餅

中国の饅頭(マントウ)の一種北京(ペキン)地方に古くから行われていた正月5日間(旧暦)の主食は、主として饅頭、餃子(ギョウザ)、饂飩(うどん)、麺(めん)類などで、芝麻餅もその一つである。小麦粉または白玉粉などの米粉を水で練って皮をつくり、ナツメクルミなどを入れた豆餡(あん)をこの皮で包み、植物油で揚げる。餡と皮がぷかぷかに離れないように、へらで押さえながら焼き揚げる。熱いうちに白ごまを全体に、あるいは両面にまぶしつける。

[野村万千代]

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