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ツチ骨 ツチこつmelleus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツチ骨
ツチこつ
melleus

耳小骨の一つで,直接鼓膜に接してその振動を他の耳小骨 (キヌタ骨アブミ骨 ) へ伝える骨。球状のツチ骨頭でキヌタ骨と関節を形成し,下方のツチ骨柄が鼓膜に付着している。ツチ骨柄の上端には鼓膜張筋が付着し,鼓膜を緊張させる。外道に入った音は鼓膜を振動させ,耳小骨の連鎖を経て内耳に伝わる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツチ骨
つちこつ

中耳(ちゅうじ)内にある3個の耳小骨の一つ。他のアブミ骨、キヌタ骨よりも大きく、長さは8~9ミリメートル。ラテン語学名のmalleusは槌(つち)の意味である。命名は16世紀の解剖学者ベサリウスによるが、この時代に使われていたと畜用のハンマーに形が似ていたためといわれる。ツチ骨の柄の部分は鼓膜につき、頭の部分はキヌタ骨に連結する。[嶋井和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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