ティムガード(その他表記)Timgad

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改訂新版 世界大百科事典 「ティムガード」の意味・わかりやすい解説

ティムガード
Timgad

アルジェリア東部,アトラス高原中にあるローマ時代の都市遺跡。古称タムガディThamugadi。その壮大さと整然たる都市計画から〈北アフリカポンペイ〉と呼ばれる。後100年にトラヤヌス帝により建設された。二つの大通りが交差する碁盤目状の都市プランをもち神殿,集会場,劇場,講堂や大浴場,トラヤヌスの凱旋門などが残る。
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百科事典マイペディア 「ティムガード」の意味・わかりやすい解説

ティムガード

アルジェリア北東部のアトラス高原にあるローマ時代の都市遺跡。100年ごろ,ローマ皇帝トラヤヌスによって建設された植民都市で,帝国軍による設計とされる。東西南北に碁盤の目のように道路が走り,大通りに沿って列柱が並び,西端には2−3世紀の建造のトラヤヌス凱旋門が建つ。神殿,劇場,図書館,集会所,浴場などがほぼ完全な形で残る。壮大で整然とした計画都市で,〈北アフリカのポンペイ〉とも呼ばれる。1982年,世界文化遺産に登録。

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