ティム・バーナーズ・リー(読み)てぃむばーなーずりー

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

ティム・バーナーズ・リー

HTMLHTTP、URLの考案者。1978年、ジュネーブにあるCERNにソフトウェア技術のコンサルタントとして参加。巨大な組織のため、数千人規模の研究者や参加者に情報を伝達させるシステム作りを依頼された際に、今日のWWWのもとになる「Enquire」と呼ばれる情報管理プログラムを作成した。1989年、CERNに置かれたNeXTコンピューター上にサーバーを構築し、テッド・ネルソン氏が発案したハイパーテキストを応用したHTTPdWebブラウザーの環境を作った。この作業は1990年10月から1991年夏まで行われ、インターネットで利用できるように形成された。1991年から1993年にかけては、インターネット上のユーザーと協議しながら、より一般的に扱えるように拡張を施していった。現在は、インターネット標準化団体のW3C(World Wide Web Consortium)でディレクターを務めている。

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