ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティード」の意味・わかりやすい解説
ティード
Tead, Ordway
[没]1973.11.
アメリカの労使関係コンサルタント。 1912年アマースト・カレッジを卒業し,母校の特別研究員となる。その後 Bureau of Industrial Researchやコンサルタント会社で人事管理や労使調停の業務に従事し,20~50年コロンビア大学で人事管理の講師。この間 37年からニューヨーク市高等教育委員会会長のほか,科学,教育関係の委員会委員をつとめるなど人事管理,労使関係問題の研究者であると同時に,教育者,教育行政官としても活躍。またハーパー・アンド・ブラザーズ,マグローヒル・ブックスの編集者としても著名。彼はリーダーシップの条件として,(1) 肉体的,精神的エネルギー,(2) 目的意識と指揮能力,(3) 情熱,(4) 友愛的行動,(5) 高潔な品性,(6) 専門的技能,(7) 決断力,(8) 理性,(9) 教授能力,(10) 信念をあげている。著書"Instincts in Industry" (1918) ,『人事管理』 Personnel Administration (20) ,"Course in Personnel Administration" (23) ,"Human Nature and Management" (29) ,"The Art of Administration" (51) 。
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