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テオフィロス Theophilos; Theophilus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テオフィロス
Theophilos; Theophilus

170年頃のアンチオキアの主教。ギリシア教父,護教家,聖人。 11世紀のギリシア語の写本1巻に含まれた『アウトリュコスへ寄す』 Ad Autolycumと題する3つの護教論によって知られる。第1論文はキリスト教徒の神と復活への信仰,第2論文はギリシアの神々の不道徳性の弾劾,第3論文はキリスト教の神や創造に関する教義の卓越性をそれぞれ取扱っている。なお彼は神について三位 triasなる語を初めて使用した。

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世界大百科事典 第2版の解説

テオフィロス【Theophilos】

?‐412
アレクサンドリア大司教。在位385‐412年。セラピス神殿破壊など,エジプトの異教勢力を精力的に攻撃し,また帝都の司教として急台頭してきたコンスタンティノープル司教座に対抗して,アレクサンドリア大司教座の勢力強化に腐心した。彼が異端として追放したエジプト修道士たちをかくまったコンスタンティノープル司教I.クリュソストモスと争い,反クリュソストモス勢力を結集させ,さらに帝室の支持を得て,403年クリュソストモスを罷免・追放させた。

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世界大百科事典内のテオフィロスの言及

【イグナティオス[アンティオキアの]】より

…エウオディオスの後を継ぐ第2代のアンティオキアの監督。みずからをテオフォロスTheophoros(〈神を運ぶ者〉の意)と呼んだイグナティオスは,異邦人キリスト者であった。使徒たちとの直接の関係はないが,彼はパウロやヨハネを高く評価し,彼らの信仰の立場を継承した。トラヤヌス帝の時代,おそらく110年ころアンティオキア教会の責任者として逮捕され,10人の兵士によってローマに護送され,野獣の餌食として殺された。…

※「テオフィロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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