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弾劾 だんがいimpeachment

翻訳|impeachment

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

弾劾
だんがい
impeachment

行政部の高官や特別の身分保障を受ける裁判官などの公務員が重大な法律上の義務違反や反社会的な行為を犯したとき,議会がこれを訴追し,処罰する制度。イギリスで生れ,各国議会が採用している。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

だん‐がい【弾劾】

[名](スル)
犯罪や不正をはっきりさせて、責任をとるように求めること。「政府の失政を弾劾する」
法令によって身分保障のある公務員の非行に対し、国会の訴追によって罷免または処罰する手続き。日本では裁判官人事官について弾劾制度があり、その手続きを、裁判官の場合は裁判官弾劾裁判所、人事官の場合は最高裁判所が行う。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

だんがい【弾劾 impeachment】

広く立法部における刑事訴追手続を指すが,また,一定の公職にある者の非行に対しその責任を問い,司法上の刑事罰を科すこととは別に,議会の決議や特別な裁判所の裁判によりその者の地位や公職就任の資格を剝奪することを指す。 弾劾の制度は,中世のイギリスにおける王会(クリア・レギス)が有した絶対的司法機能に起源を発し,14世紀にその機能を受け継いだ議会で,下院が訴追し上院が裁判するという手続として形成された。一般私人も対象としたが,それは,とくに議会による政府の監督機能を発揮することを目的とし,国王の大臣や高級官吏の非行について刑罰を科しその者を罷免させる手段として用いられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

だんがい【弾劾】

( 名 ) スル
不正や罪過をあばき、責任を追及すること。 「腐敗した政治を-する」
身分保障された官職にある者を、義務違反や非行などの事由で、議会の訴追によって罷免し、処罰する手続き。日本の現行法では裁判官と人事官の弾劾制度がある。 → 弾劾裁判所人事官

出典|三省堂
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世界大百科事典内の弾劾の言及

【議院内閣制】より

…18世紀初頭になると,大臣副署制の運用によって,君主権力の実質が大臣たちの手に移行しはじめ(1714年にハノーバー王朝の初代として王位についたジョージ1世が英語を解さなかったことが,大きな転機となった),それとともに,大臣たちは君主により任命されると同時に,議会とりわけ下院の信任を得ていることが必要とされるようになった(1742年,R.ウォルポール首相は,国王の信任を得ていたのに,下院の支持を失って辞職した)。もともと,大臣の対議会責任は,法によって定められた弾劾事由にもとづいて個々の大臣の責任を問うために,下院が上院に対して弾劾impeachmentの手続をとる,という形で追及された。そのような個々の大臣についての弾劾手続から出発して,しだいに,弾劾を避けるために議会の支持を失った大臣はみずから辞職するようになった。…

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