デジタル大辞泉 「テポストラン」の意味・読み・例文・類語 テポストラン(Tepoztlán) メキシコ中南部、モレロス州の村。州都クエルナバカの東約20キロメートルに位置する。急峻な崖地を背に集落が広がり、先住民ナワ族が多く居住する。ドミニコ会の教会と修道院があり、1994年に「ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群」の一として世界遺産(文化遺産)に登録された。テポストゥラン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「テポストラン」の意味・わかりやすい解説 テポストランてぽすとらんTepoztlan メキシコ中部、モレロス州にあるインディオの小村。州都クエルナバカの東約17キロメートル、メキシコ中央高原の標高1750メートルに位置する。人口1万4776(2000)。アメリカの人類学者オスカー・ルイスにより1959年当地の農村生活が紹介されて以来、スペイン文化の洗礼を受けていないメキシコを見る好適地とされる。16世紀の修道院、考古学博物館があり、アメリカ人の観光客が多い。周辺は集塊岩の奇岩・奇勝をなし、アメリカ映画のロケ地にもなる。[高木秀樹] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例