テレジア(読み)てれじあ(英語表記)Thérèse de Lisieux

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テレジア
てれじあ
Thérèse de Lisieux
(1873―1897)

跣足(せんそく)カルメル会の修道女。本名はテレーズ・マルタンThérèse Martin。正式な修道名は「幼きイエズスのテレジア」Thérèse de l'Enfant Jésusといい、同会の創設者テレサ・デ・ヘスス(大テレジア)と区別して、小テレジアともよばれる。1873年1月2日ノルマンディーのアランソンに生まれ、15歳でリジューのカルメル会に入る。数年間修練長を務めたのち、1897年9月30日、24歳で同地に没した。大テレジア、十字架のヨハネ(クルス)らの伝統を受け、神への愛、隣人愛を幼な子のような純真さで体現した彼女の生涯と魂は、現代における聖性のあり方の一つの理想として、多くの人々の感動をよんだ。

[鶴岡賀雄 2017年11月17日]

『東京女子跣足カルメル会訳『小さき聖テレジア自叙伝――幼きイエズスの聖テレジアの自叙伝の三つの原稿』(1962/改訂第12版・1990・ドン・ボスコ社)』『福岡女子カルメル会訳『幼いイエズスの聖テレーズの手紙』(1963・中央出版社)』

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