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デービッド・コパーフィールド David Copperfield

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世界大百科事典 第2版の解説

デービッド・コパーフィールド【David Copperfield】

イギリスの小説家C.ディケンズの小説。1850年刊。作者が自叙伝を発表する代りに書いた作品で,幼いころ世の中の苦労をさんざんになめた語り手主人公デービッドが,立派な小説家として大成し,幸せな結婚をするまでの物語。彼をとりまいて登場する多数の脇役的人物の中にも,忘れられぬ魅力,主人公自身以上の魅力をもった者が多く,まさに人間の展覧会とでもいうべき作品である。日本では徳冨蘆花がこの作品に触発されて《思出の記》(1900‐01)を書いた。

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世界大百科事典内のデービッド・コパーフィールドの言及

【ディケンズ】より

…33年12月投稿した短編が雑誌に掲載されたことで自信をつけ,長編小説《ピックウィック・クラブ》(1837),《オリバー・トウィスト》(1838)で爆発的人気を得,一躍文壇にデビューした。 以後作家として順調なペースでつぎつぎに小説を発表,長編としては《骨董屋》(1841),《ドンビー父子》(1848),《デービッド・コパーフィールド》(1850),《荒涼館》(1853),《リトル・ドリット》(1857),《二都物語》(1859),《大いなる遺産》(1861),中編としては《クリスマス・キャロル》などが代表作として知られる。しかし,幼少のとき心に焼きつけられた貧乏の恐怖が,ベストセラー作家として豪邸に住むようになってからも消えなかったためか,中庸を保ってほどほどの仕事をし,精神的余裕のある人生を楽しむことができず,絶えず全力投球の仕事をしていないと不安にかられた。…

※「デービッド・コパーフィールド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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