旺文社世界史事典 三訂版 「トゥングー朝」の解説
トゥングー朝
トゥングーちょう
Toungue
ビルマのトゥングーにおこった王朝
14世紀ごろからビルマはシャン族に支配され,3国に分裂していたが,ミンチニョーがトゥングーの領主となった時代(1486〜1531)には,ビルマ一の強国になった。その子ダビンシュウェティ(在位1531〜51)のとき,ペグーに首都を定め,王朝の基礎を築いた。1635年,第7代タールン王は内陸のアバに遷都したが,18世紀半ばから南ビルマのモン族の反乱が続き,1752年アバが占領されて王朝は滅んだ。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報