トレ

世界大百科事典 第2版の解説

トレ【Théophile Thoré】

1807‐69
フランスの批評家,美術史家。ラ・フレーシュ生れ。パリで法律を学んで一時郷里の検事代理となるが,ジャーナリストとして再びパリに戻る。熱烈な共和主義思想をロマン主義と結びあわせた美術批評を書き,とくに1844年から48年までのサロン(官展)評は,ゴーティエの〈芸術のための芸術〉を強く批判する〈人間のための芸術〉の主張に裏づけられたものであった。48年の二月革命に参加し,49年5月の蜂起に加わったかどで死刑を宣告され,国外に亡命する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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