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トロポニン troponin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トロポニン
troponin

収縮を制御する蛋白質で,3成分 (C,T,I) から成る。トロポニンCは,筋肉蛋白質を構成するアクチンフィラメントに結合しているカルシウム結合蛋白質 (分子量1万 8000) で,1本のアクチンフィラメント上に 24個が存在する。トロポニンT (分子量3万 7000) はトロポミオシンと結合している。トロポニンI (分子量2万 4000) はアクチンとミオシンの相互作用を阻害する。この3成分が結合して,小胞体の放出するカルシウムを吸収すると,筋原繊維に含まれるアクチンとミオシンが反応して筋の収縮が起り,小胞体がカルシウムを再吸収すると筋は弛緩状態になる。江橋節郎が 1965年に発見した。

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栄養・生化学辞典の解説

トロポニン

 筋肉タンパク質の一種で,トロポミオシンと複合体を作り,アクトミオシンATPアーゼ活性にカルシウム感受性を与える.分子量75k.

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世界大百科事典 第2版の解説

トロポニン【troponin】

筋肉の主要な調節タンパク質で,分子量約7万。3種類のサブユニット(カルシウム結合成分,トロポニン阻害成分,トロポミオシン結合成分)各1分子ずつから成る。3成分とも単離され,アミノ酸配列が決定されている。筋肉の細いフィラメント中のトロポミオシンに40nm周期で結合している。カルシウムによる筋収縮の制御はトロポニンを介して行われ,カルシウムがトロポニンに結合すると筋肉の細,太両フィラメント間の相互作用が抑制状態から昂進(こうしん)状態に転移し,筋収縮が起こる。

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