筋原繊維(読み)きんげんせんい(その他表記)myofibril; muscle fibril

精選版 日本国語大辞典 「筋原繊維」の意味・読み・例文・類語

きんげん‐せんい‥センヰ【筋原繊維】

  1. 〘 名詞 〙 動物筋繊維細胞質にあって、収縮方向に走っている多数の糸状構造物。収縮性たんぱく質からなり、直径約一ミクロン。筋収縮に直接かかわる構造である。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「筋原繊維」の意味・わかりやすい解説

筋原繊維
きんげんせんい
myofibril; muscle fibril

筋肉微細構造の構成単位であって,筋肉細胞 (筋繊維) 内をその長さの方向に走っている多数の微小繊維。直径 1nm程度であって,内部は,アクチンミオシンとの分子集合体のフィラメントから構成されている。骨格筋の筋原繊維には,長さの方向に一定の繰返しをもって横紋構造が認められる。

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世界大百科事典(旧版)内の筋原繊維の言及

【骨格筋】より

…核は円板ないし楕円板状で筋細胞の縁部におしやられていることが平滑筋や心筋と大きく異なっている。細胞質は筋原繊維myofibrilsとその間をみたす筋形質sarcoplasmaからなる。筋原繊維には横紋が存在するのが特色である。…

※「筋原繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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