トーマス バーゲンソール(英語表記)Thomas Buergenthal

現代外国人名録2016 の解説

トーマス バーゲンソール
Thomas Buergenthal

職業・肩書
法律家 元国際司法裁判所判事

生年月日
1934年5月11日

出生地
チェコスロバキア・ルボフニャ(スロバキア)

学歴
ベサニー大学卒,ニューヨーク大学ロースクール

学位
法務博士(ニューヨーク大学ロースクール), 法学博士(ハーバード大学ロースクール)

経歴
第二次大戦中の1939年、英国へ逃げるために両親とポーランドへ移ったところ、ドイツ軍が侵攻。’42年労働収容所、’44年10歳でアウシュビッツ強制収容所に送られるが、’45年奇跡的に助かり解放される。’46年母親と再会を果たすが、父親は収容所内で亡くなっていた。’51年親戚を頼って17歳で米国へ渡り、米国ウエスト・バージニア州ベサニー大学卒業後、ニューヨーク大学ロースクールにて法務博士、ハーバード大学ロースクールにて法学博士号取得。アメリカン大学附属ワシントンロースクール学長、ジョージア州アトランタのカーター・センター人権プログラム・ディレクター、ジョージ・ワシントン大学ロースクール国際法・比較法教授などを経て、2000〜2010年国際司法裁判所判事。米州人権裁判所判事、国連人権委員会メンバーも務めた。エルサルバドル真相究明委員会に任命され、エルサルバドル内戦中の人権侵害について調査報告に尽力。国際法に関する著書・論文など多数人権問題専門家として高い評価を得る。2008年「幸せな子―アウシュビッツ一人で生き抜いた少年」を出版。2013年初来日し、講演会を行った。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android