アウシュビッツ

デジタル大辞泉 「アウシュビッツ」の意味・読み・例文・類語

アウシュビッツ(〈ドイツ〉Auschwitz)

ポーランド南部の都市オシフィエンチムドイツ語名。第二次大戦中、ナチス‐ドイツのユダヤ人強制収容所がつくられ、数百万人のユダヤ人とポーランド人が虐殺された。同施設は、1979年にビルケナウの施設とともに「アウシュビッツ‐ビルケナウ ナチスドイツ強制絶滅収容所(1940~1945)」として世界遺産文化遺産)に登録された。

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精選版 日本国語大辞典 「アウシュビッツ」の意味・読み・例文・類語

アウシュビッツ

  1. ( [ドイツ語] Auschwitz ) ポーランド南部、クラクフ地方の化学工業都市。第二次大戦中、ナチスの強制収容所が置かれ、四〇〇万人以上のユダヤ人、ポーランド人が虐殺された。ポーランド名、オシュウェンツィム。

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百科事典マイペディア 「アウシュビッツ」の意味・わかりやすい解説

アウシュビッツ

ポーランド南部,クラクフ西方約50kmの都市。ポーランド名はオシフィエンチム。上シロンスク工業地帯の外縁に位置し,化学金属加工皮革工業が行われる。交通要地でもある。第2次大戦中ドイツに占領され,郊外に巨大な強制収容所が設けられて,ユダヤ系一般市民など約140万人が虐殺された。跡地博物館となっており,1979年世界文化遺産に登録。約5万人。
→関連項目強制収容所コルベ神経ガスビーゼルフランクルワイス

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改訂新版 世界大百科事典 「アウシュビッツ」の意味・わかりやすい解説

アウシュビッツ
Auschwitz

ポーランド南部,ビエルスコ・ビャーワ県の工業都市オシフィエンチムOświęcimのドイツ名。クラクフの西53kmにあり,人口4万6000(1985)。上シロンスク工業地帯の外周部にあり,化学工業とくに有機合成化学コンビナートの存在が知られ,また食品・皮革・金属加工工業が立地する工業都市となっている。交通上の要地でもある。第2次大戦中の占領下(1939-45)にドイツ軍はマイダネク,トレブリンカ,ヘウムノ,シュツトボ,プアシュフなど各地に強制収容所を建設した。アウシュビッツのものは最大規模で,1940年に500haの地に巨大な収容所の建設が開始され,捕虜やユダヤ人をはじめとする一般市民がつねに約25万人収容されていた。そして強制労働,栄養失調伝染病銃殺毒ガスなどにより,収容者の140万人以上がここで虐殺された。現在,世界平和を祈念する博物館として保存公開されている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アウシュビッツ」の意味・わかりやすい解説

アウシュビッツ
あうしゅびっつ

オシフィエンチム

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