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トーレス・ナアロ Bartolomé de Torres Naharro

世界大百科事典 第2版の解説

トーレス・ナアロ【Bartolomé de Torres Naharro】

?‐1524?
スペインの劇作家。アルジェリアで俘虜(ふりよ)生活ののちイタリアに渡り聖職者となる。生涯の大半をイタリアで過ごし,それゆえスペイン演劇にはほとんど影響を与えていないとする見方もある。劇作術を体系化・理論化しようとした最初の人物で,1517年にナポリで出版された作品集《プロパリャーディア》の序文で独自の劇作術を展開している。ホラティウスを基とし,5幕構成で,常に大団円で終わるものとし,登場人物は6名から10名で,〈現実を基とするものcomedias a noticia〉と〈想像によるものcomedias a fantasía〉に分けた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のトーレス・ナアロの言及

【スペイン演劇】より

…フェルナンド・デ・ロハス作の《セレスティーナ》(1499版,1502版)は,演劇と小説に大きな影響を残し,16世紀中ごろまでにこれを模倣した作品が数多く現れた。トーレス・ナアロは写実性の強い風俗劇を残しているが,これも《セレスティーナ》に源を発している。また彼は,劇作術を体系化・理論化しようとした最初の人物でもある。…

※「トーレス・ナアロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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