ドゥスン族(読み)ドゥスンぞく(英語表記)Dusun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドゥスン族
ドゥスンぞく
Dusun

ボルネオの北部,マレーシア領サバ州に居住するプロト・マレー系の民族。本来はドゥスンとはこの地域の非イスラム教徒をさす。オーストロネシア語族インドネシア語派に属する言語を話す。人口約 35万と推定される。多数の地域集団から構成され,それぞれの集団は相互に理解可能な方言を話す。生業は焼畑耕作による陸稲の栽培を主とし,地域によって水田耕作を行う。ロングハウスに住む小家族を最大単位とする双系的な親族集団をもつ。農耕儀礼,治療儀礼を中心とした伝統的宗教もみられるが,キリスト教化が著しい。

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世界大百科事典内のドゥスン族の言及

【サバ[州]】より

…マレーシア最東端,ボルネオ島北東部にある州。南部はインドネシアと国境を接している。面積7万4000km2,人口181万(1991)。州都はコタ・キナバル。住民は土着のカダザン(ドゥスン)族(28%)が最も多く,次いで華人(21%),バジャウ族(12%)となり,マレー人は増加しつつあるがまだ3%にすぎない。1970年代になってフィリピン南部からのイスラム教徒難民が激増している。18世紀後半よりイギリスの勢力下にはいり,1963年マレーシア連邦結成に加わり植民地から脱した。…

※「ドゥスン族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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