ドロン(読み)どろん(英語表記)Alain Delon

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドロン(Alain Delon)
どろん
Alain Delon
(1935― )

フランスの映画俳優。パリ南郊のソー生まれ。17歳で志願して軍隊に入りインドシナ戦線に従軍、除隊後世界各地を放浪のすえ、1957年フランス映画界にデビュー。わが国では『お嬢さんお手やわらかに!』(1958)で一躍人気をあげ、『太陽がいっぱい』(1959)でその人気を決定的なものとした。クレマン、アントニオーニ、ビスコンティと名監督の諸作に主演し作品的にも恵まれ、長い人気を保ち続ける。代表作に『若者のすべて』(1960)、『地下室のメロディー』(1962)、『冒険者たち』(1966)、『さらば友よ』(1968)などがあり、80年からはプロデューサーや監督を兼ねることが多くなり、90年代からは実業家としての知名度が高い。70年代以降のおもな作品に『スコルピオ』(1973)、『ル・ジタン』(1975)、『友よ静かに死ね』(1976)、『危険なささやき』(1981)、『スワンの恋』(1983)、『カサノヴァ最後の恋』(1992)などがある。[畑 暉男]
『アンリ・ロード著、秦野充訳『アラン・ドロン 華麗なる野望』(1975・勁文社) ▽『アラン・ドロンカタログ』(1977・講談社) ▽草鹿宏著『恋と野望の魔術師 アラン・ドロン物語』(集英社文庫) ▽宇野亜喜良・南俊子編『アラン・ドロン 孤独と背徳のバラード』(1981・芳賀書店) ▽南俊子編『アラン・ドロン 凄艶のかげり、男の魅力』(1987・芳賀書店) ▽草鹿宏著『恋と野望の魔術師 アラン・ドロン物語』(集英社文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

未必の故意

犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意[補説]作品名別項。→未必の故意...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ドロンの関連情報