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ビスコンティ ビスコンティ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビスコンティ
ビスコンティ

「ビスコンチビスコンチビスコンチビスコンチ家ビスコンチ・ベノスタ」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

ビスコンティ(Luchino Visconti)

[1906~1976]イタリア映画監督・舞台演出家。ミラノの貴族出身。ネオレアリズモから出発し、のち没落貴族の心象を投影した重厚で耽美(たんび)的な世界を描いた。作「夏の嵐」「ベニスに死す」など。

ビスコンティ(Visconti)

イタリア北部の貴族の家系。中世末期の1277年から1447年まで、ミラノを支配した。→スフォルツァ家

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百科事典マイペディアの解説

ビスコンティ

イタリアの映画監督,舞台演出家。ミラノの貴族ビスコンティ家に生まれる。30歳の時フランスの映画監督J.ルノアール助監督となる。処女作《郵便配達は二度ベルを鳴らす》(1942年),シチリアの漁村を舞台とした《揺れる大地》(1948年)で,ネオレアリズモの監督として高い評価を得る。
→関連項目カラスカリーナシュナイダージラルドドロンマストロヤンニルートウィヒ[2世]

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世界大百科事典 第2版の解説

ビスコンティ【Luchino Visconti】

1906‐76
イタリアの映画監督であり演劇・オペラの演出家。映画史的には,ロベルトロッセリーニ,ビットリオ・デ・シーカと並ぶ〈ネオレアリズモ〉の巨匠として評価されている。ミラノ生れ。その家系は中世にまでさかのぼるミラノ随一の名家の公爵家である。幼児から完ぺきな貴族教育を受け,父親の影響で早くから演劇,オペラに興味をもつが,長じては家出を数回も繰り返したほどの反逆精神の持主であったため,反動的に新しい芸術である映画にのめりこんでいった。

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大辞林 第三版の解説

ビスコンティ【Luchino Visconti】

1906~1976) イタリアの映画監督・演出家。ミラノの貴族出身。「大地は揺れる」「夏の嵐」「山猫」「地獄に堕ちた勇者ども」「ベニスに死す」「家族の肖像」で伝統と革新に裂かれる現代的苦悩を映像化。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビスコンティ
びすこんてぃ
Luchino Visconti
(1906―1976)

イタリアの映画監督、演出家。11月2日、6世紀も続いたミラノの貴族モドローネ公爵家の第4子として生まれる。1936年、ファシズムのイタリアを去って人民戦線のフランスに行き、ジャンルノアールの教えを受けた。ミラノに帰ると演劇に関係した。以後、彼の活躍は舞台と映画の交互にわたった。舞台は主としてローマで、イタリア古典劇のほかコクトーの『恐るべき親たち』、サルトルの『出口なし』、ウィリアムズの『欲望という名の電車』、ミラーの『セールスマンの死』などのイタリア初演を手がけた。また『椿姫(つばきひめ)』『アンナ・ボレナ』『トスカ』などをスカラ座をはじめ世界各地のオペラで演出(ときには装置、衣装も)して名声をあげた。
 映画の処女作は1942年の『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(原題『妄執』)である。現実凝視のリアリズムの深さは、ネオレアリズモの先駆をなすものと評された。第二次世界大戦後の第一作『揺れる大地』(1948)は、貧しいシチリアの漁村の生活そのままを忠実に描き、ビスコンティはこれによってネオレアリズモの一方の始祖となった。1954年の大作『夏の嵐(あらし)』は、彼の作風の変化を示し、国家統一時代の情熱の悲劇を子細に描いて、ここに「ネオレアリズモ・ロマンティコ」が生まれた。『若者のすべて』(1960)は労働者の生活を描くネオレアリズモ作品だったが、シチリアの没落貴族の高貴な姿を主題とした傑作『山猫』(1963)以後、ビスコンティは、過去の記念すべき階級の真実の再現を自らの芸術的使命とした。『ベニスに死す』(1971)、『ルードウィヒ』(1972)、『家族の肖像』(1974)などすべてそうである。『ルードウィヒ』制作後半身不随となったが、病をおして監督を続け、『イノセント』(1976)を残して、1976年3月17日ローマに没した。[飯島 正]

資料 監督作品一覧

郵便配達は二度ベルを鳴らす Ossessione(1942)
トスカ La Toska(1944)
揺れる大地 La terra trema : episodio del mare(1948)
ベリッシマ Bellissima(1951)
われら女性 Siamo donne(1953)
夏の嵐 Senso(1954)
白夜 Le notti bianche(1957)
若者のすべて Rocco e i suoi fratelli(1960)
ボッカチオ'70~「仕事中」 Boccaccio '70 - Il lavoro(1962)
山猫 Il gattopardo(1963)
熊座の淡き星影 Vaghe stelle dell'orsa…(1965)
華やかな魔女たち~「疲れきった魔女」 Le streghe - La Strega bruciata viva(1966)
異邦人 Lo straniero(1968)
地獄に堕ちた勇者ども La caduta degli dei(1969)
ベニスに死す Morte a Venezia(1971)
ルードウィヒ 神々の黄昏 Ludwig(1972)
家族の肖像 Gruppo di famiglia in un interno(1974)
イノセント L'innocente(1976)
『モニタ・スターリング著、上村達雄訳『ルキーノ・ヴィスコンティ』(1982・平凡社) ▽フィルムアート社編集部編『ヴィスコンティ集成』(1981・新書館)』

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世界大百科事典内のビスコンティの言及

【ゼッフィレリ】より

…フィレンツェに生まれ,建築を学ぶ。1940年代から50年代にかけて,M.アントニオーニ,V.デ・シーカ,L.ビスコンティに師事。ビスコンティは彼の舞台装置家としての才能を認め仕事を依頼,49年ビスコンティ演出《トロイラスとクレシダ》の装置で注目された。…

【ネオ・バロック様式】より

…フランスでナポレオン3世の第二帝政の出現(1852)とそのパリ改造計画(1853‐70)を契機として起こったバロック建築様式の復興をいう。ビスコンティLudovico Visconti(1791‐1853)とルフュエルHector M.Lefuel(1810‐81)は,ルーブル宮殿新館でイタリア・バロック風の彫塑的な壁面とマンサード屋根を組み合わせ,これは,いわゆる〈第二帝政式〉として流行した。また,C.ガルニエのオペラ座(1861‐74)はその豪華壮麗さで世界を驚かせ,当時帝国主義的競争の渦中にあった先進諸国は,ネオ・バロック様式こそ国家の威信を最もよく表現する建築様式とみなして,いっせいに採用するようになった。…

【ネオレアリズモ】より


[誕生と発展]
 戦後のイタリアでは,ナチス・ドイツ軍の過酷な弾圧に対する抵抗運動や貧困と生活苦などをテーマにした数々のイタリア映画の傑作が生まれた。ロベルト・ロッセリーニ監督《無防備都市》(1945),《戦火のかなた》(1946),ビットリオ・デ・シーカ監督《靴みがき》(1947),《自転車泥棒》(1948),ルキノ・ビスコンティ監督《揺れる大地》(1948),等々である。これらの作品に共通する現実告発の厳しい態度ときわめてドキュメンタリー的な撮影方法,主人公は貧しく,主としてしろうとを使い,ロケを主体とする現場主義,即興的演出(同時録音はせずに,せりふもすべてアフレコだった),生きたスラングや方言の採用,さらにクローズアップを少なく,ロング・ショットを多用したこと等々に対して,人々は新しいリアリズムの誕生という意味で〈ネオレアリズモ〉と呼んだ。…

※「ビスコンティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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