ドームF(読み)ドームエフ

百科事典マイペディア 「ドームF」の意味・わかりやすい解説

ドームF【ドームエフ】

日本の南極観測拠点。昭和基地南方1000kmの氷床上に1994年建設。南緯77°19′,東経39°42′,標高3810mの平坦な山頂部にある。諸方向へ流れ出す氷河出発点であることに着目し,雪氷学研究中心とした観測を実施している(1996年には9人が越冬観測をしている)。なお,FはドームAなど他の山頂部と識別するためにアルファベット順に付与されたものに過ぎないが,〈ドームふじ〉の愛称が付けられている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android