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ナッサウ家 ナッサウけNassauer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナッサウ家
ナッサウけ
Nassauer

西部ドイツの一地方ナッサウを支配した貴族の家門。その起源は 12世紀末にさかのぼるが,その後の分裂が著しく,複雑な様相を呈している。中部ドイツ地方の一勢力ではあったが,各ナッサウ家が一応独立しており,いずれも最有力とはなりえなかった。大別してワルラム系とオットー系とに分れる。前者は神聖ローマ皇帝アドルフ・フォン・ナッサウの父ワルラムを始祖とする皇帝の嫡流であり,後者からはネーデルラント独立戦争の指導者オランニェ公ウィレム1世 (沈黙公) が出ている。両者とも近代にいたるまで数回の分裂を重ね,ドイツ連邦の発足以来,単一のナッサウ公国を支配したが,1866年には住民多数の意思で領土をプロシア王国に併合された。

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