ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナッサウ」の意味・わかりやすい解説
ナッサウ
Nassau
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ドイツ中西部の地方名。旧侯領。中心都市ウィースバーデン。1100年ごろラウレンブルク伯がナッサウ城を築造したことからその名がおこり、1160年以後同家はナッサウ伯とよばれるようになった。1255年同家はワルラム家系とオットー家系とに分かれ、主流のワルラム家系はドイツ国王アドルフ(在位1292~98)を出したが、その後、一族の間で領土の分割・統合が繰り返されたのち、1802~06年に再統合され、1806年侯位を認められた。1866年プロイセンに合併されてヘッセン・ナッサウ州の一部となり、第二次世界大戦後はヘッセン州に属している。オットー家系はのちオラニエ・ナッサウ家となり、1815年ネーデルラント王、ルクセンブルク大公となった。
[中村賢二郎]
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…829年フランク族の王領管理所Wisibadaとして記録にあらわれ,13世紀には帝国都市となる。1281年ナッサウ伯の手に渡り,その後ナッサウ・ウージンゲンNassau‐Usingen公国,ナッサウ大公国の主都となり,宮殿(現在の州議会場),市庁舎,市場教会を中心とする今日の景観がつくられた。1860年プロイセン王国に併合。…
※「ナッサウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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