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ナントゥイユ Nanteuil, Robert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナントゥイユ
Nanteuil, Robert

[生]1623/1630頃.ランス
[没]1678.12.9. パリ
フランスの版画家。 N.ルニエッソンに版画の手ほどきを受けてからパリに出て,P.シャンパーニュから肖像画を,A.ボスから版画技法を学んだ。初めパステル画の肖像画家として出発したが,1648年頃に J.モランの技法をかりて最初の版画を制作。その後 C.メランの技法を吸収し 55年には独自の彫版技法を確立した。 60年貴族に列せられ,ルイ 14世から年金を与えられた。版画を約 300点制作し,うち 200点が肖像。そのうちの 11点がルイ 14世の肖像で,J.コルベールや J.マザランなどの肖像もあり,等身大の肖像が約 30点ある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ナントゥイユ【Robert Nanteuil】

1623‐78
フランスのビュラン彫の版画家,パステル画家。ランスに生まれ,パリに没した。1648年以降パリでP.deシャンペーニュ,A.ボスに師事。初め複製版画,次いで創作版画を手掛けた。57年王室肖像版画家となり,221点にのぼる精緻な肖像画をビュランで制作。うち144点はみずからのデッサンに基づく。とくにルイ14世の王としての典型をつくり,貴顕・名士の肖像を彫った。版画家の地位の確立に寄与する一方,衣装と背景を担当する工房を率いていた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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