ニュー・リパブリック(読み)にゅーりぱぶりっく(英語表記)The New Republic

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニュー・リパブリック」の意味・わかりやすい解説

ニュー・リパブリック
にゅーりぱぶりっく
The New Republic

1914年創刊のアメリカのオピニオン・マガジン(少数意見を売る雑誌)。予約読者リストにはリチャード・ニクソン、ヘンリー・キッシンジャー、ジミー・カーター、エドワード・ケネディ、ジェラルディン・フェラーロなどの名前がみられた。少部数ながら「知的影響力」絶大な雑誌として、アイビー・リーグの各大学からニュー・ハンプシャー州の予備選挙にまで影響を与えている。何度変貌(へんぼう)を重ねてきたが、初期寄稿家には政治評論家のウォルター・リップマンがいた。発行部数8万5000部(2002)。

常盤新平

『Dorothy Wickenden ed.The New Republic Reader ; Eighty Years of Opinion and Debate(1994, BasicBooks, New York)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のニュー・リパブリックの言及

【アメリカ合衆国】より

…正式名称=アメリカ合衆国United States of America面積=936万3123km2(本国のみ)人口(1995)=2億6303万人首都=ワシントン Washington,D.C.(日本との時差=-14時間)主要言語=英語通貨=ドルdollar略称USA。たんに合衆国とも,また米国,アメリカとも通称する。United States of Americaの訳語としては,1854年調印の日米和親条約で〈亜米利加合衆国〉の名称が使用された。…

【リップマン】より

…13年春,処女作《政治学序論》を出版して好評を得た。リベラルな週刊誌《ニュー・リパブリック》の創刊に参画し,同誌で健筆をふるった。第1次世界大戦後の19年,パリ講和会議にはウィルソン大統領の要請で代表団随員として参加した。…

※「ニュー・リパブリック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android