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ネムチノフ Nemchinov, Vasilii Sergeevich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネムチノフ
Nemchinov, Vasilii Sergeevich

[生]1894.1.15. グラボボ
[没]1964.11.5. モスクワ
ソ連の経済学者,統計学者。 1917年モスクワ商業専門学校を卒業し,政府関係統計機関に勤務,28~48年ティミリャゼフ記念農業アカデミーの統計講座主任教授 (1940~48同アカデミー学長) ,47年以降ソ連共産党付属社会科学アカデミーの経済学教授。この間 40年に共産党に入党,46年ソ連科学アカデミー会員,53年同幹部会員,同アカデミー経済学・哲学・法学部長などの要職を歴任。主著『農業統計とその一般理論的基礎』 Sel'skokhozyaistvennaya statistika s osnovami obshchei teorii (45) で統計学にマルクス主義的基礎を与えるとともに西欧統計学の手法も取入れようと試み,46年国家賞受賞。 1940年代末の統計学論争ではブルジョア統計学に追随するものとして批判されたが,スターリン批判後の 50年代末から活動を再開し,リーベルマン論文に始る経済改革論争では急進的改革を主張して指導的役割を果す。死後の 65年レーニン賞受賞。主要な著作は『著作集』 Izbrannye proizvedeniya (6巻,67~69) に収録されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネムチノフ
ねむちのふ
Василий Сергеевич Немчинов Vasiliy Sergeevich Nemchinov
(1894―1964)

ソ連の経済学者、統計学者。青年時代からソ連の統計的実践面で活躍し、とくに農業統計の研究、計画化における数学的方法の利用とその研究の組織化に尽力したことで知られる。1945年には、穀物・飼料バランス、農業における数理統計の利用などの研究を集大成した『農業統計とその一般理論的基礎』(邦訳『統計学入門』)を著し、スターリン賞を受賞した。また、57年からは数理経済学者を養成するとともに、現在の中央数理経済研究所の基礎を築いた。60年代の経済改革では計画と独立採算性を結合するシステムを提唱した。死後65年にレーニン賞を受賞。おもな著作は『ネムチノフ著作集』全6巻(1967~69)に収録されている。[望月喜市]
『野村良樹訳『統計学入門』(1959・東洋経済新報社) ▽ネムチノフ編著、岡稔訳『マルクス経済学の数学的方法』上下(1960、61・青木書店)』

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367日誕生日大事典の解説

ネムチノフ

生年月日:1894年1月14日
ソ連の経済学者
1964年没

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